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尖圭コンジローマは性器や肛門などの皮膚にイボができる症状のこと

2020年04月29日

尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することによって引き起こされる、性感染症の一種です。感染した部分にイボを形成するという特徴を持っています。発症する部位は、男性の場合は咽頭や亀頭、女性は小陰唇や大陰唇、膣内にもできます。肛門にできることもよくあります。肛門内部や尿道、子宮頸部など、目に見えない場所にも発症し、まれですが唇や口内にできたケースも報告されています。

尖圭コンジローマの症状が出るのは、HPVに感染してから約3カ月後と言われています。症状を発症するまでに8カ月かかることもあります。尖圭コンジローマによるイボは、にわとりのとさかのような形をしています。カリフラワーのような形状をしているものもあり、徐々に巨大化してく特徴を持っています。放って置いても自然に治癒することもありますが、発症したイボは短期間のうちに新しいイボを作り出し、患部は広がっていきます。イボの色は赤みを帯びた褐色、白っぽいなどさまざまです。大きさもバラバラです。

治療をしてもまた新たなイボを形成することもあるので、自然治癒はおすすめできません。一度発症したら再発しやすく、発症した患部以外の部位にも発症しやすいので、適切な治療が望まれます。イボ以外にはこれと言った目立つ症状はなく、痛みやかゆみもほとんど伴いません。イボが大きくなった場合、性交中に痛みを感じたり、患部にかゆみ伴う、出血することがあるため、目に見えない場所にイボが出来ても、それらの症状で気づくことがあります。

イボに接触すると出血しやすくなり、2次感染などで患部が壊死した場合は強い臭いがでるようになります。放っておくとイボが下着やズボンにあたってこすれ、常に痛みを感じるようになるなど、生活にも支障をきたすことが考えられますので、できるだけ早めに治療を始めることをおすすめします。

男性の場合、亀頭やその周辺にできたイボすべて尖圭コンジローマと考える傾向があります。中には病気ではなく、フォアダイスや真珠様陰茎小丘疹など、生理的に出来たものもありますので、この場合は心配いりません。
女性の場合も、膣の入り口にひだ状のできものが現れることがあります。これも尖圭コンジローマと誤解されやすいですが、腟前庭乳頭腫症という生理現象の一つです。これらの症状は、診察することでわかりますのでウイルスによるものでないと診断されたら、特別治療することはありません。