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カポジ水痘様発疹症は単純ヘルペスなどのウイルス感染によって発症する

2020年04月04日

カポジ水痘様発疹症は、皮膚疾患の一つで、単純ヘルペスウイルスやワクシニアウイルスなどによって引き起こされます。カポジ水痘様発疹症の特徴は、他の皮膚病による湿疹の上に病状を発症させるという点です。ヘルペスを発症すると、患部に赤い発疹が現れますが、カポジ水痘様発疹症は、こうした患部の上にでき、広がっていきます。

アトピー性皮膚炎の患者がカポジ水痘様発疹症を併発すると、悪化すると言われています。皮膚には一見ヘルペスのような水疱が出ますが、水疱はやや大きめで、患部は急速に広がっていくという特徴を持っています。患部はすぐにただれ、痛みを伴うようになり、リンパ節が腫れると発熱することもあります。

カポジ水痘様発疹症はヘルペスの初感染者に多いと言われていますが、再発でも発症します。異なった細菌による感染を併発すると、症状の判断がつきにくく、特にアトピー性皮膚炎を患っている時はその傾向が強くなり、重症化する恐れもあります。見ただけで判断しにくい場合は、水疱の一部を取り、顕微鏡を使った検査が行われます。

原因が判明した時点で治療に進みます。症状が軽いまたは中度であれば、アシクロビルやファムシクロビルといった抗ウィルス薬が処方されます。重症の場合は内服薬ではなく、アシクロビルの点滴静脈注射になります。細菌感染の状態では、抗菌薬の全身投与が行われることもあります。治療を続けると、皮膚の症状は改善されていきますが、単純性疱疹ウイルスは体の中に一生棲み続けることになります。つまり再発するリスクが出るということです。

単純ヘルペスが引き起こす病気は再発しやすいというのは否定できません。ですがコントロールすることは可能です。そのためには生活習慣を規則正しいものとし、疲労やストレスを溜めないように気をつけるほか、医療の力を借りて積極的に治療を勧めていくことも大事なポイントです。

アトピー性皮膚炎を患っている場合は特にコントロールが必要になってきますので、医師と相談しながら適切に治療を行っていきましょう。アトピー性皮膚炎にはステロイドやタクロリムスなどのクリームが効果的ですが、ヘルペスは逆に使用を控えたほうが良いこともあります。アトピーとヘルペスの治療を同時に行う場合は、専門家のアドバイスは欠かせません。

治療を続けていても効果が感じられない、体調に変化が出たなど、疑問が出てきたら医師に相談することを習慣づけておくといいでしょう。そのためにも、相談しやすく信頼の置ける医師を見つけることはとても大事です。